散歩シリーズ
赤トンボ
18.06.21
梅雨の合間なので、
夕日につられて屋上を散歩してきた。
夕日と言えば、赤トンボだ。
オレはエステの社長だけれど、
むかし赤トンボだった。
赤トンボだった頃、
子猫を拾ってきたら、
妹が怖がったので、
これは猫じゃなくて虎だ。
仲良くしないと食べられちゃうぞ、
と言ったら、
恐る恐る仲良くしていた。
味をしめたオレは、
妹がぐずると、
お前は昔ドングリだったが、
オレが森から拾って来た、
泣いてばかりいると、森に帰す、
と言ったら泣き止んだ。
そんな妹の旦那は、
長渕剛の「トンボ」を妙に明るく歌う奴で、
わかってないなぁ~、
と思うけれど、
これも、
オレが赤トンボだったせいかもしれないと、
反省している。
赤トンボが、
エステの社長になった頃、
「頑張ります!」と言うから採用したのに、
4日目に、友達の結婚式3つあるから、
3日休ませてと言われた。
オレは、
心の広~いエステの社長だけれど、
オニヤンマの気持ちになって、
ず~っと休んでていいよ~、
と言った。
そういうのってブラック企業なの?
こういう日本でいいのかなぁ~と
思っているので、
本当のエステティックが必要だ
と思っているが、
なんせ、
オレはむかし、赤トンボだった。
でも、どういう訳か、
大きくなったら、
エステの社長になっていた。
わっかるかなぁ~、
わっかんねぇだろうな~。