SHIENA WORLD

サロンの紹介

コリに、新しい歴史を覚えてもらう

23.03.14サロンの紹介

バキ!

っと音がして、お客様と目が合った。
膝〜前もものコリをとっていた時、
「つっかえ棒」が取れ、
元の場所にハマった感じ。

 

わたし
「コリが、壊れましたね!」

お客様
「気持ち良かった〜!」

 

血流が、どっと流れ腿がポカポカ、
左足が、真っ直ぐに伸びたので、
窮屈そうだった右のお尻も少し伸ばし、
X脚は左右揃ってきた。

 

ただ…、
話しているうちに、
だんだん右のお尻の位置が少し高くなる。
カラダが元の状態に戻ろうとする。

う〜ん、一回じゃ無理か……悔しい、
でも、諦めずまたやろう。

 

するとお客様が
「コリの歴史」を話してくれた。

脚ね…、小さい頃からなの。

靴屋さんに行ったら、
脚が曲がってるから強制ギブスした方が良い、
と言われたと、

後に、母から聞いています。

 

実は、どんなコリにも歴史がある。

いろんな事情があって、
それでもカラダは、
何とか、あなたを守ろうと一生懸命、
時には、無理してバランスをとって、
コリになったりしている。

 

だから、コリは取りたいけれど、
単に邪魔者として、
無理やり取り除くのではなく、

コリがカラダを支えてきた記憶を、
施術者が一旦受け止めると、
コリが安心するのか、
しかるべき位置に移動してくれたりする。

あとは任せるよ…、このカラダをよろしくね、
と、バトンを渡されるみたいに。

 

小さい頃に…、
そうだったんですね。

 

そうなの、
でも母は、私が歩けているし、
曲がってるとも思わなくて、
ギブスはしなかったんだけどね。

だけど、ジーンズ履いた時に、
やっぱりシワがよるんだよね〜。

でも今日、本当につっかえ棒が外れた感じ!
また楽しみに来ますっつ!

 

そのお客様は、
次来た時にも、つっかえ棒が取れた話をしていた。

カラダが体験した、
マイナスな記憶より、プラスの記憶を、
カラダに上書きし続けている。
ぐずる子供をあやしながら育てるように、
カラダを育てることを知っている様に思う。

 

シエナに予約を入れると、
カラダの主張が始まる、とも言っていた。

最近は、右のお尻。
痛い、とは違うんだけど、
鈍痛のような…、違和感かな。

 

見立てると、
右足が、左に比べて少し長かった。
そのせいで、右のお尻が窮屈な様子。
上半身も、
そのバランスをとろうと頑張っている感じ。

左が、(右よりもX脚)、短くなっているので、
真っ直ぐに伸びる様に、
ロックをかけている足首、膝周り、股関節のコリ、
取っていきますね、とお伝えして、

 

今日も、私とお客様は、
一緒にカラダを育てている。
コリに新しい歴史をおぼえさせている。

寄りみち